PMSの薬物治療

PMS(月経前症候群)で悩まないで-現代社会に生きる女性は、常にストレスに囲まれているといっても過言ではありません。

PMSの薬物治療/PMSの治療

1、経口避妊薬(ピル)

月経前症候群は、月経が始まって数日すれば症状がなくなるという人が殆どです。月経が来れば、イライラや頭痛も治るから我慢すればいいだろうと思うかもしれませんが、少なくとも月経前症候群が出ている間は、イライラしたり集中力が欠けたりします。自分でコントロールが出来ない場合は、適切な治療をした方が自分も楽になりますし、周りの家族や友人も楽です。PMS(月経前症候群)の治療の選択肢の一つとして、薬物療法についても考えてみましょう。薬物治療の一つに経口避妊薬(ピル)というものがあります。ピルは女性ホルモンのうち少量の卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスチン)を含んだ合剤で、ピルを服用すると排卵がストップし、女性ホルモンが低下します。そのため、月経前症候群独特のホルモンバランスの乱れによる症状を出なくすることができます。服用した人全ての症状を改善するものではありませんが、かなりの身体的症状が緩和されますので、試してみる価値はあるでしょう。婦人科を訪れる際には、「男性ホルモン(アンドロゲン)抑制作用のある経口ピル」を処方してもらうようにしましょう。当然ですが、経口ピルは妊娠予防のためのピルです。服用すると排卵が止まり、妊娠の可能性はなくなりますので、現在妊娠を希望する女性には、この選択肢はなくなります。


2、抗うつ剤

PMS(月経前症候群)の治療法として、薬物治療をする場合があります。最近になってこの月経前症候(PMS(月経前症候群))が脳内伝達物質の1つであるセロトニンの機能障害と関連しており、新しいタイプの抗うつ薬であるSSRI(選択性セロトニン再取り込み阻害薬)が有効であることがわかってきました。PMS(月経前症候群)の原因の一つにセロトニンの活性の低下があげられています。抗うつ剤は、このセロトニン作用の低下がPMS(月経前症候群)の抑うつや不安、攻撃性、集中力の低下などの精神症状の原因と深く関わっているという考え方から、セロトニンの活性化を図り、PMS(月経前症候群)を改善しようというものです。最近は各種のSSRIが開発され、PMS(月経前症候群)に対して有効であることが確かめられています。またSSRIは従来の抗うつ剤に比較し、副作用が少なく、服用しやすいこともメリットです。PMS(月経前症候群)のうち抑うつなどの精神的症状が強い人には向いていると言えるでしょう。処方は産婦人科などでされる場合もありますが、処方されない場合は、精神科での処方となります。

3、抗不安剤(精神安定剤)

PMS(月経前症候群)の治療法として、抗不安剤(いわゆる精神安定剤)を使用する場合があります。PMS(月経前症候群)の症状に、精神的症状として、イライラや不安感、孤独感、喪失感などがありますが、その症状を緩和するために抗不安剤(精神安定剤)を使用します。抗不安薬は、PMS(月経前症候群)の症状である不安感やイライラを軽減させ、緊張を緩めてくれる薬です。現在、ベンソジアゼピン系の薬剤が治療の効果と、安全性が高くよく使用されています。抗不安剤の副作用として、口が渇いたり、吐き気、眠気、ふらつき、めまい、頭痛、脱力感、息切れなどがある場合がありますので、医師の指示を守り、服用するようにしましょう。

4、鎮痛剤や利尿剤

その他の薬物療法としては、下腹部痛や腰痛の場合はプロスタグランジン合成阻害薬の非ステロイド系抗炎症薬や、鎮痛・解熱剤などを使用します。乳房が張って痛いという場合は、ブロモクリプチンという抗プロラクチン作用のあるものを使用し、体重が増えて仕方がないという人には水分・塩分制限と、必要に応じて少量の利尿剤を使用します。病院からの処方で、ビタミン剤を摂取し治療をするというやり方もあります。PMS(月経前症候群)にはビタミンB6が欠乏し抑うつ状態になるとも言われていますので、ビタミンB6の投与が有効の場合もあります。

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